お菓子

ラデュレの美しいマカロン

夢見るお菓子マカロン

自家製のバラのマカロン

自家製のバラのマカロン

お菓子なら何でも大好きという僕ですが、特にマカロンというお菓子には強い愛情を感じています。可愛い丸型の焼き生地を二つ重ねてその間に甘いジャムなどをはさんだカラフルなマカロンは、眺めているだけでうっとりと幸せな気持ちにさせてくれますね。今は世界中のパティスリーで様々な種類のマカロンが売られていますが、その起源は、791年からずっと続いているフランスのロワール地方にあるコルムリー修道院のマカロンです。フランス帰りの友人にこのオリジナルマカロンをお土産にいただいたことがありますが、それは現在一般に知られているマカロンよりもひとまわり大きいサイズで、二枚重ねるのではなく一枚ものの焼き生地のみを味わうものでした。マカロンを現在のあの形にしたのは、パリにあるラデュレ菓子店の経営者ピエール・デフォンテーヌで、1930年に2枚のオリジナルのマカロンにジャムやクリームをはさんで売り出したのが始まりだそうです。それはオリジナルマカロンと区別して「パリ風マカロン(マカロン・パリジャン)」と呼ばれています。今ではこのマカロン・パリジャンのほうが一般的になりましたね。マカロンはとても甘いお菓子ですのでコーヒーや濃いお茶によく合います。味覚と視覚を同時に満たしてくれる美しいティータイムを過ごすことができるでしょう。また、とても可愛いかたちをしていますので贈り物などにもぴったりのお菓子だと思います。マカロンはお菓子の中でも作るのが難しいほうで、様々な本が出版されています。僕のお勧めは、「マカロンの神様」と呼ばれているピエール・エルメさんの本と、京都で洋菓子教室を開いていらっしゃる小林かなえさんの本です。このページの下部分でお勧めの本を紹介していますので、作ってみたいという方はぜひどうぞ。

ラデュレについて

マカロンの神様の先生ラデュレ

マカロンの神様の先生ラデュレ

パリ風マカロン(マカロン・パリジャン)を最初に作ったパリの洋菓子店ラデュレは、1862年創業の老舗パティスリーです。1862年に製粉業を営んでいたルイ=エルネスト・ラデュレが、パリでパン屋を開きましたが、1871年に火災に遭い、それをきっかけにパン屋から洋菓子店へと経営方針を転換しました。「御婦人方が寛いでお喋りを嗜んでいた昔の談話サロン」をイメージして施されたという内装は、豪華な絵画で大胆に装飾され、ラデュレの特徴のひとつとなっています。ルイ=エルネスト・ラデュレの奥さんであるジャーヌ・スシャールが、その当時人気であったパリのカフェとパティスリーという2つの異なるジャンルをミックスさせ、女性たちが自由に来ることの出来るパリで最初のサロン・ド・テ(ティールーム)が誕生しました。20世紀の半ばに、ルイ=エルネスト・ラデュレの従弟ピエール・デフォンテーヌが2つのマカロンの間にガナッシュクリームを挟むことを提案し、「マカロン・パリジャン」が生まれました。外はさくさく中はとろりとしたその食感は、世界中の人々に愛されています。ちなみに、「マカロンの神様」と呼ばれているパティシエのピエール・エルメがこのラデュレで修業をしたということですので、ラデュレはまさに「マカロンの神様の先生」と言っても良いでしょう。日本では銀座や日本橋、新宿、名古屋、大阪などにお店を構えていて、ラデュレでマカロンを食べた時には、ナイフとフォークで食べるそのスタイルに豪華なお料理を食べるような贅沢な感動を覚えたものです。

ラデュレカラー

ラデュレの美しい包装箱

ラデュレの美しい包装箱

ラデュレはマカロンの色もそうですが、包装箱やお店のイメージカラーなどが心地良いパステルカラーで統一されています。暗過ぎず、スタイリッシュなデザインにありがちな冷たさもなく、優しく美しい色彩が目を楽しませてくれます。ラデュレカラーに出逢ってからというもの、僕も部屋のカーテンを選ぶ時や、ホームページを作る時、印刷物のフォントカラーを決める時など、ついついラデュレをイメージして優しいパステルカラーを選択するようになってしまいました。ラデュレでマカロン買った時に手に入れた美しい箱は、そのまま捨てるなどということはできずに、大切なものを入れて棚に並んでいます。夢のような色の箱を開けると、夢のような色のマカロンが登場します。そのマカロンを味わった後は、美しい包装箱に大切なものを仕舞っておきます。

マカロン以外のラデュレのお菓子

ラデュレのルリジューズ

ラデュレのルリジューズ

ラデュレにはマカロンの他にも魅力的なお菓子があります。そのひとつがルリジューズというお菓子で、フォンダン(滑らかなクリーム状をした砂糖)によって美しく飾られた大小二つのシュークリームを積み重ね、その継ぎ目にバタークリームをレース飾りのように絞ったものです。ルリジューズというのは「修道女」という意味です。このお菓子の形状やレース模様が、修道服のように見えるためこのような名前が付けられました。ラデュレのルリジューズはマカロンに次ぐ人気のお菓子で、美しい色彩のルリジューズがお店のショーケースに並んでいます。「マカロンの神様」と呼ばれているパティシエのピエール・エルメがラデュレのシェフパティシエ時代に、美しいラデュレカラーで飾られたルリジューズを作りました。クリームにはピスタシオやカスタードなどが使われ、淡いグリーン色のフォンダンはとても美しかったことでしょうね。その他にもラデュレにはケーキやチョコレート菓子など、通常のパティスリーに並んでいるようなメニューもたくさんあります。中でもイスパハンという、大型のマカロンにクリームやフルーツをはさんだケーキが有名です。美しい内装が施された空間で、美しいお菓子をゆっくりと味わうひとときは、素晴らしい時間となることでしょう。

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作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。

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